ドルおじを読んでドール沼に沈んでいくおっさんの日記 その10

前回のあらすじ

 

世はまさに、性癖大公開時代

 

~~~~

 

ついにやってきた、来てしまったと言っても過言ではない

土曜、早起き、原宿へ向かう、これらの行動が示す答えとは………

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、スヌーピーカフェだね(???)

ん~~~きゃわた~ん☆☆☆

 

 

 

 

 

ムシャ・・・ムシャ・・・

 

 

と言うわけで、11時半にスヌーピーカフェを""何故か""予約されていたので向かうこととなった

 

 

なんだぁこいつ…?

 

色々とあったけど、本日は13時から原宿天使の窓でフルチョイスの予約をしたのである

流石に朝からちょっとテンション上がり気味、そしてドキドキしている

 

本日は俺のフルチョを見たいと言う危篤な人が二人ほど付き添う形となっている、師匠ととんかつくんである

 

 

まぁ約束は大事だからね?何故か欲しいものリストに入ってない本までぶちこまれてたけど(怖)

 

フルチョに向かう前のスヌカフェでしばし雑談をする

 

師「サクチケでアーリーアクセス出来るって話は前にしたと思うんですけど、それで欲しいサークルに並ぶんですよね、やっぱり人気あるとこはかなり並ぶんですよ」

俺「コミケみたいなもん?」

と「あーなるほどね」

師「で、私のところもありがたい事に少し並んで貰えるんですけど…ドールで一番人気ある物ってなんだと思います?」

 

俺(んー師匠作ってるアクセ関係ではなさそうだな…ドレス?メイド服?いや流石に安直か?)

 

師「実は下着なんですよ」

俺とん「え?下着?w」

師「そうなんですよ、下着が一番並ぶんですよ、みんな朝からダッシュで下着のサークル行って、めっちゃ着合わせしてるですよね」

俺「(…想像中…)…すげぇ光景だな…w」

師「だから、私はいつも、あ~今日もパンツに負けたな…て思って店番してるんですよね」

俺とん「草」

 

そんなしょうもない面白い話をしてたら予約の時間が迫る、そろそろ向かいましょうと会計を済ませる

 

 

そんなわけで到着、もう引き返せない所まで来たな…と感じつつ、既に入り慣れたお店へと吸い込まれていく

 

下のお迎えルームにいくと、既に奥の方に仮組した時に希望を乗せたドールが置かれており、いつでも準備万端といった感じだった

 

もちろん全肯定お姉さんもいた

 

肯「いらっしゃいませ、フルチョイスされる方ですね?奥に荷物を置いて少々お待ちください」

肯「お連れの方は、男性の方はこれを(パイプ椅子的なやつ)。女性の方はこちらをどうぞ(良さそうな椅子)」

 

格差草

 

肯「はい、では改めて…担当させていただく○○です、本日はよろしくお願い致します」

肯「オーダーシートを確認しながら進めつつ、宿題のお答えを聞かせて貰いたいと思います」

 

宿題と言うのは、推薦メイクを選ぶと二ヶ所の小さな変更が許されるから当日まではいっぱいいっぱい悩んで選んでくださいね♪と言う内容に対しての変更点決めたか?おん?である

俺「はい、大体決まりましたが、少しだけ相談しつつ進めていきたいのでよろしくお願いします」

肯「わかりました、それで始めていきましょう」

 

オーダー用紙にある程度の情報が書いてあり、基本的にはかなりスムーズに進んだ

なので、今回決めるのは大まかに2つである

 

1つ目はグラスアイを選ぶ

2つ目はお化粧を選ぶ

 

グラスアイ選びは、その場にあるアイから欲しい色を選び、その選んだアイそのものをお迎えの時に渡すシステムだ

グラスアイは完全一点ものなのもあり、これがうちの子の魂になると思うと、悩まずにはいられなかった

色んなアイを試していく間も、全肯定お姉さんは全肯定してくれるし、後ろにいる師匠はたぶん意図的に全肯定してくれてるし、とんかつくんは肯定しつつ後方腕組み彼氏面って感じだった

 

誰も俺の暴走を止める人がいないのも考えものじゃねーかこれって密かに思いつつ、絞りきれず2つのグラスアイを選択することとなった

 

(ふぅ…なんとか選べた…)

 

既に軽い疲労感を感じていると

 

肯「さぁ、次は一番楽しいメイクを選ぶ時間です…!どのメイクにするか決まりましたか?」

俺「あ、はい、これにして、眉毛をこんな感じに…」

肯「分かりました、あと一ヶ所変更出来ますけど大丈夫ですか?」

俺「ちょっと聞きたいんですけど、このメイクだと口はどんな感じですか?それ次第では口角変更したいです」

肯「このヘッドですと…ちょっと待ってください、この資料のこんな感じになります」

俺「ふむ…これなら大丈夫です、ありがとうございます。と言うことは、口を直さなかったのでもう1つ変更出来るんですよね?」

 

俺(いくか…?いくのか…?いや、いくのか…?)

 

俺(行くか…!!!)

 

俺「えっと、ですね、ホクロ……追加したいんですケド…」

 

人前でホクロ付けたいってなんかめちゃくちゃ恥ずかしいんだが???なんでこいつら二人付いてきたの???

 

肯「ホクロですね、ではこの用紙にどこに付けるか記入してください」

俺「あ、自分で書くんですね、ウス…」

 

とりあえず恥ずかしいし後ろ向かないで作業することにした

 

俺「…これでお願いします」

肯「はい、大丈夫です。では次に、唇のツヤとアイラインやシャドーの光沢を決めていきます」

俺「ファ!?男にそんな細かいとこ選ばせるの!?分からんけど!!?」

 

思わず声がでた

しかし軽く流された

 

肯「唇のツヤとアイラインの光沢はこんな感じですね、ツヤなし、半ツヤ、ツヤ有りでかなり雰囲気が変わります。アイラインの光沢もかなり変わりますので、どんな雰囲気にしたいのかで決めていただきます」

 

俺(ぐぉ…いやしかし頑張るしか…!)

 

四苦八苦しながらなんとか決めていく

後から聞いた話だが、師匠はツヤとアイラインの話が出た瞬間に(さくまさんなら絶対これとこれだな…)となっていたらしく、実際ドンピシャでそれを選んでいた、なんなんだこいつ…

 

全てを選び終わり、やっと一息つく

 

肯「お疲れ様です、これであとはお迎えのみになります、お迎えの際にお迎えセレモニー出来ますけどいかがですか?」

俺「?????」

肯「後ろにある特別スペースでお迎えしたよーってお写真撮ることが出来るんですよー、是非!是非!」グイグイッ

俺(確かに良さそうだけど、まだ服も選べてないし、撮るならかなり納得した状態で撮りたいかなぁ…)

俺「うーーーーーん、やー、めとき、ます」

 

肯&師

 

ハモんのやめろ

 

肯「えーどうしてですかぁ?絶対やった方がいいですよーいい思い出になりますよーヨヨヨ」

師「え?さくまさんやりましょう、私写真撮るんで、やるとき呼んでください、カメラ持ってきます」

 

俺「え、あ、はい、じゃあ、やります」

 

二人「^^」

 

ドール界隈こわ…

 

 

そんなこんなで会計を済ませ、6月お迎えとなった

前回同様、封筒を受けとる

この封筒から感じる温もり、愛おしさはドールでしか味わえなそうだな…なんて思いつつ、天使の窓を後にするのだった

 

まさかドルおじって漫画読み始めて、自分がフルチョイスを終える所まで来てしまうとは夢にも思わなかったな…すげー漫画見ちまったもんだ…と軽く苦笑いしてしまう

 

実際、ドルおじの影響力は凄いと思う

ドールって、俺と同じく過去に諦めた人がめちゃくちゃ多いコンテンツだと思うんだよね、理由は様々だろうけどさ

趣味の多様化が進み、諦めた人達が大人となり、ドールが少し背伸びしたら手に入ってしまう時代である…という現実を教えてくれる、そんいう意味では策略通り(?)に買っちゃったねなんて思うw

 

まぁでもいっか

 

6月楽しみだなぁ

 

つづく