【23話】ドルおじを読んでドール沼に沈んでいくおっさんの日記

前回のあらすじ

 

名古屋旅行面白かったね…すみれ…🐰🚀

 

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それはある日の出来事だった

 

いつものようにドール関係の調べものをとTwitterを眺めていると、あるツイートが目に飛び込んできた

 

 

 

※掲載許可済です

 

 

見た瞬間「欲しい」とか「履かせたい」とか、そういう感情を置き去りにされた

ただただ感動してしまった

 

ドールサイズの本格的な革靴が存在し、ハイクオリティで生みだされている事への感動

女の子ドールに革靴を履かせるという発想に至った事への感動

 

その発想はなかった、まさにこれだった

こんな"素晴らしい世界"に触れてしまったら、抑えられないのが男の子(30代男性)というもの

 

調べてみると、リリパット・アンダンテさんというディーラーさんが仕立てているらしい

 

https://x.com/lilliput_fromA?t=CC0-toQpbxUFbdan4olFpQ&s=09

 

すぐさまリリパットさんに連絡し、何度か相談を重ね、11月に伺う事となった

 

 

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そしてリリパットさんの工房に伺う約束の日

今日は俺、師匠、とんかつのスタメンで向かう事となっていた

 

15時到着の予定で向かい、無事に到着

するも、トイレが我慢出来ず半泣きだった

 

俺「む、むり…トイレ…いく…先いってて…」

師「あ、はい」

と「とりあえず先に入ってるから…」

 

なんとかトイレに飛び込んで、やっと合流する(この情報いる?)

 

俺「遅くなってすいません、今日はよろしくお願いします~」

リ「いえいえ、よろしくお願いしますー」

 

この人があの神靴を作っているリリパットさん…ドキドキするな…心なしか"圧"を感じるぜ…(?)

 

俺「一応DMでも連絡させてもらったんですけど、今日は相談と見積りお願いしたいなーて思ってますー」

リ「わかりました、質問もわかることであればw」

 

めっちゃいい人~助かる~

 

俺「じゃあ早速なんすけど、実は革靴についてあまり明るくなくてですね…西さんのお嬢様を見て興味沸いたんです。単刀直入に言うと、革靴って女性に履かせるの有りなんですかね?」

リ「あーなるほど、結構皆さんそう言いますね、はっきりいいますと…僕もわからない…ですw」

 

リ「僕はデザイナーとかコーディネーターではないので、革靴に合う服とかデザインはわからないんですよ」

 

リ「なので、女性に似合うとか似合わないではなく、履かせたいか履かせたくないか…だと思いますね」

俺「なるほどなるほど…ありがとうございます。実は師匠や知人(ろとちゃん)にも全く同じ事言われましたw」

 

やっぱそうなるよなーと思いつつ、その見解で問題ないことに安堵する

 

俺「次の相談なんですが、実は今日自分のブーツを持ってきてまして…同じ物…というか似たものを作ることは可能なのかなぁと」

リ「あー、ちょっと見せて貰ってもいいですか?………ふむ」

 

手持ちのBUTTEROのブーツを渡して見て貰う、スタンダードなベージュのスエード編み上げブーツである

 

↑こんな感じのベージュ色のやつ

 

俺「スエードってなんとなく難しいイメージを勝手に持ってるので…どうなのかなぁって…」

リ「これですと、似た革が見つかれば大丈夫だと思いますよ」

俺「マジすか!?(判断早っ!)」

リ「ちなみにこれはスエードではなくヌバックといわれるものですね」

俺「ヌバッ……ク………?」

 

 

俺「10年来の付き合いなのに知らなかった…お前…スエードじゃなかったのかよ…!!」

 

ずっと女の子だと思ってたのに実は男だと知らされた漫画のキャラクターみたいになってしまった

 

リ「基本的には似たような革や素材があればなんでも大丈夫ですよ、後は形が独特とか、革との親和性が問題なければ」

俺「なるほど、出来るのがわかって良かったーこれお見積りお願いします(即決)」

 

俺「もうひとつお願いしたいのが、メリージェーンブーツなんですよ、写真ですとこんな感じですかね…」

 

 

隙有り!と言わんばかりにすみれを差し込んでいく

 

リ「あー、ベルトの付いた、あのー、コロンとした感じの靴ですね」

 

すみれが効かない!?  (?)

 

俺「ですです、エナメルみたいなツヤツヤしたメリージェーンブーツが欲しいんです」

リ「これはですねー、まず似た生地を探して、その生地でしわなく作れるかは分からないです、試してみてといった感じですかねぇ」

 

リ「どうしてもこういう生地で、コロンとしたデザインだと、革を伸ばす関係でしわが出来たりするんです、やってみてでもいいですかね?」

俺「なるほど色々あるんすねぇ…むしろ手間取らせて申し訳ないです、無理そうなら別の靴にするのでよろしくお願いしますw」

 

ひとまず質問、見積り以来を終えて雑談モードとなる

 

俺「あ、作った靴とか見せて貰うことって出来るんですかね…!」

リ「大丈夫ですよ、これとーこれですかね」

 

 

テーブルに次々可愛い靴達が並んでいく、まさに天国そのものだった

 

俺「え、やっば、え、可愛すぎ」

師「マジ可愛い、神」

と「マージスゲェなw」

語彙力0点

 

これが全て手作業で、しかもドールが履ける靴なの頭おかしい(誉めてる)でしょ…狂っとる…!w

 

俺「あの、これ、試着しても良かったりします?」

リ「あ、どうぞどうぞ、大丈夫ですよ」

 

俺「師匠!」

師「え?私?」

俺「早く!!!」

師「えぇ…?すみれに履かせれば…」

俺「早く!!!!👺👺👺👺」

師「wwww」

 

よそのこが見たくて無理やり師匠に支度をさせる

 

 

めちゃくちゃいいじゃん…神すぎ…

 

一般的なワークブーツ同様、水の滲みないように丘?のようなものがあるのもこだわり素晴らしすぎてただただうっとり…

 

俺「今日は何から何までありがとうございました、めちゃくちゃ勉強になりました!」

リ「こちらこそありがとうございます、見積りとか出来たらまた連絡しますんで☺️」

俺「めっちゃ楽しみ~よろしくお願いします…!!」

 

素敵なブーツや革靴を沢山眺め、相談しての見積りも出来て、もう文句無しの1日だった!

 

リリパットさんにお願いした靴が出来るのは当分先だけど、これを拝むまでは死ねないな…!と思う俺なのであった

 

 

 

 

 

 

俺「やっぱすみれの試着した姿も見たかったかもです🤔🤔🤔」

と「それはそう」

師「むしろなんでしなかったのかと」

 

相変わらずバカなのであった

 

つづく